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放課後シンデレラ 感想

HOOKSOFTの20周年記念作品『放課後シンデレラ』が発売されました。
下校をテーマにヒロインと会い、トークパートで中を深める王道のアレです。早速一気にプレイしましたので感想・レビュー記事です。

放課後シンデレラ/HOOKSOFT
あらすじはこちら

放課後シンデレラ感想紹介 (14)

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□基本情報

原画:RINKS
シナリオ:此ノ花しな、水越ナゴ、川波無人
下校がロマンの純愛学園ADV
プレイ時間:20時間程度
ルートロックなし、パッチなし

「うわぁ、なんだこりゃぁ」
生まれ育った街から引っ越しをして早数年。
久しぶりに戻って来てみれば街は色々と様変わりをしてしまい全く懐かしさを感じない。

「久しぶり、元気してた?」
そう声を掛けてくれた幼馴染もギャル化していて誰お前状態。

こんな落ち着かない環境のなか、俺(公住 清史郎)の新生活は幕を開ける。

同じ転校生で下校が好きとかいう変わった女の子に感化され、
この期に気持ちをもっとポジティブにしてみると新しい出会いやきっかけが、
実は日常のなかにたくさんある事に気付いていった。

「キミ友達居ないんだね。可哀そうに……」
と、初対面の先輩に嘆かれたり

「先輩、よ……よかったら一緒に帰りませんか?」
と声を掛けられたり、逆に声を掛けてみたり

他校の女の子が校門前で俺を待っていたり
俺が本音で求めていた「彼女がいる学生生活」なんてものも、きっとこの延長線上にあるんだなと思うと
何だか毎日がドキドキしてきた。                      (公式HPより)


□良い点・悪い点列記


○下校の寄り道先を選ぶ、声かけの有無で強まる"攻略してる"感
○声をかける仲から声をかけられる存在への仲の深まりを感じられる
○合間に見られるヒロインの視点の悶絶する可愛さ
○明るく終わる印象的なEDテーマ
×下校行動の選択回数の多さによる作業感
×下校前後の共通部分の既読スキップでの飛ばしにくさ


□システムや動作環境


Configも充実しており、快適にプレイできました。一方でシステム面では少し気になった点があります。
・下校後の寄り道先を選ぶ
・先々にいるヒロインに対して声をかけるかを選択する
・トークシステムで好感度を上げる
という流れなのですが、少々回数が多く疲れるな…という印象がありました。
始まってすぐはときメモやアマガミのような王道のトークシステムや好感度システムを採用しておりワクワクしたのですが、6回7回とヒロインごとに同じことをするのは会話を楽しむというよりも少し作業感があるなと感じました。
下校する際の選択先は二周目以降はスキップできるものの、ゴローの占いのくだりを飛ばせなかったり、下校中の会話をシンプルに楽しむわけではなく選択肢に阻まれているような錯覚を持ったりと、純粋にそこを楽しめなかったのは非常に勿体ないと思いました。


□作画・グラフィック


絵については可もなく不可もなく、背景に対してヒロインが様々なアクションを見せてくれるのは面白かったです。
ずば抜けて可愛らしいというわけではありませんが、安定のHOOKSOFTだなという印象です。
シーンについては全般実用性は高くないです、ただしつくしルートに関してはすごくいやらしく見えるところがいくつもありました。
詳しくは後述しますがあの守ってあげたくなるような愛嬌のある性格と低身長に秘められた大きな胸と瞳を潤ませるベッドで魅せる女性的な表情とのギャップが凄まじかったです。


□総評


1.各キャラクターごとの感想
■田寄多乃実(CV:八ッ橋しなもん)
放課後シンデレラ感想紹介 (1)

思考の読めない破天荒な好奇心旺盛な女の子。独特なノリが特徴的です。
「運命」というものに自分なりの考えを持っており、派生する最後の選択肢が他のヒロインにはなく面白かったです。
少しロマンチストな一面もありつつも夢見がちということはなく、テンションの振れ幅も大きく一緒にいて飽きない子だなと感じました。

放課後シンデレラ感想紹介 (7)

あと、調教モノのエロゲを楽しんでいたシーンは結構ツボに入りました。おすすめのシーンの一つです。机の上に胸を載せてるのも◎

■王城茉莉愛(CV:柚原みう)
放課後シンデレラ感想紹介 (5)

体験版では全然顔を出さなかったお嬢様。
一体そこまで姿を現さないなんてどんな秘密が・・・と思っていたら別の学園のお嬢様で接点を持つタイミングが他のヒロインよりも遅く、デートもインドアが多いので下校というコンセプトがやや薄まっていたのはウィークポイント。

放課後シンデレラ感想紹介 (6)

他校の女子が放課後自分の学園の校門によりかかって待っているというワンシーンは垂涎モノですね。あれは一度体験してみたい。
天然なところもあるのか、振り切った行動の突拍子のなさはSMEEのコミカルに通ずるものを持っているように感じました。
総じて少し印象の薄いヒロインになってしまったのですが、その中で執事の一人が松田理沙だったことの唐突さに驚きです。

■宇佐川雪子(CV:北大路ゆき)
放課後シンデレラ感想紹介 (4)

からかい系ウザかわ先輩。

放課後シンデレラ感想紹介 (12)

主人公に対して先輩風を吹かせて面白おかしくいじってきたり、時にはちょっとえっちなイタズラも仕掛けてきたりと積極的な一面は愛らしくポイントがかなり高いです。
それでいて主人公に嫌われたくない、フラれたらどうしようというような臆病な一面もAnother Viewで垣間見れるのはすごく新鮮でギャップに悶えます。

放課後シンデレラ感想紹介 (13)

あと逆に迫られた時にしどろもどろになってしまうという点もなかなか。
道中やや中だるみ感があったのですが、自身の趣味から派生したエピローグは雪子先輩らしさが溢れて綺麗に纏まっており、結果はさておきすごく良い関係を築けた良いエンディングになっていて読後感は良かったです。

■長南陽佳(CV:小波すず)
放課後シンデレラ感想紹介 (2)

幼馴染っぽさはあまり感じないものわかりの良いギャル系幼馴染。
見た目や性格は変わってしまったものの、根っこの部分では変わらない彼女とお互いを理解しているツーカーの仲を感じ取れたのはすごく気持ちが良かったです。
そんな根っこは変わらない陽佳との告白シーンはある意味幼馴染ポジションとしての最高潮で、そこからは彼女として新たな一歩が加わるのもまた良き。

放課後シンデレラ感想紹介 (8)

時にはむくれたり、外ではきっちりキメてるのに部屋着はラフな感じだったり赤フレーム眼鏡が見れたりと新たな一面に悶絶する事必至です。めちゃくちゃ可愛い。
体験版の時点ではちょっとカラーが違う雰囲気があってそれを危惧していたのですが、良い方向に裏切ってくれました。

またルートではないものの、他のヒロインが付き合うとなると大きな壁になる幼馴染ですが陽佳は全てを察してくれうまく立ち回るところもまたどこか憎めない演出です。むしろ株が爆上がりしました。

■築島つくし(CV:みたかりん)
放課後シンデレラ感想紹介 (3)

人付き合いが苦手な食いしん坊小動物系ヒロイン
「尽くしたい」というキャラクター性はあまり感じられず、不器用さとCVも相まって守ってあげたいという印象がかなり強かったです。
食いしん坊、不器用、ちょっと外れた感じの思考や態度と可愛らしいポイント満載なのですがルート自体の印象は正直あまりないです。
それよりも記憶に残ったのは、他にはない数々のシーンの突出したえっちさ!

放課後シンデレラ感想紹介 (9)

一番小さな身体の彼女には一番主張の強い巨乳があり、凶悪な"女"としての一面も秘めています。

放課後シンデレラ感想紹介 (10)

初めてのえっちで情欲を誘うような表情とポーズを見せたり

放課後シンデレラ感想紹介 (11)

柔らかそうな胸を押し付けながらの積極的な乳首舐め手コキをしたり。
攻めも受けもできる他のヒロインにはないエロの貪欲さ。
日常の可愛らしさと、ベッドでのエロさを兼ね備えた彼女がキャラでは一番好きです。


2.全体の感想
シンプルかつ無駄な要素の少ない、昔からの正統派純愛エロゲといったところでしょうか。完成度はだいぶ高いと思います。
無駄がない、と言えないのはシステム面で占いをしないといけないところや、トークシステムによる煩雑さが挙げられます。
下校する時の行き先を自分で考え、出会ったヒロインと会話を進めるかどうかを自分で考えられるという点はすごくいいのですが、そこに読み手の意図が反映されないトークの選択肢で良し悪しを決めるという点は良い面もあり、悪い面もあると感じました。
下校を含めた日常パートは恋愛成分もモブキャラ含めた会話パートも両立出来ており、かなり高いレベルでした。

また、学校では見ることができないヒロインの様々な一面が見れたり、幕間のヒロイン視点もありお互いの恋心の成長が見えるのはとても微笑ましく楽しかったです。
特にヒロイン視点は各ヒロイン数回と少ないのですが、ここの恋い焦がれる乙女の心情が見えるのは凄く良かった。来るたびにセーブはもちろんとったのですが、できればチャプター形式で用意してもらえると好きな時に思い返して読めたりしていいなと思います。

どのヒロインも概ね満足したままエンディングを迎え、そこに待っているのは最高のエンディング『オール・フォー・アス』。
ここ最近プレイした新作エロゲの中でずば抜けて大好きなエンディングテーマです。
その後に流れるエピローグもどれも素晴らしく、最高の気分のまま各ルートを終えることが出来るのはとても良い点でした。
放課後シンデレラ -Original Soundtrack- が9月25日に発売されるのでもちろん買います。

茉莉愛の位置付けが特殊なのですが、それでもルートは成立していましたし、彼女含めその他のルートも中盤気になるところはあったりしましたが、概ね満足でした。

どういった層にオススメ、というピンポイントな物はありませんが、広く様々な方がプレイして楽しめる作品に仕上がっていると思います。
少しクラシカルな要素も織り交ぜながらの20周年記念作品、アニバーサリーとしては成功なのは間違いないと思います。

それではまた次の記事にて。


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