好きなエロゲを3つ紹介するブログ合同企画 - そこはかとなくエロゲを綴る
2017/08/19
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好きなエロゲを3つ紹介するブログ合同企画

category - レビュー
2017/ 08/ 19
                 
今回の記事は他エロゲ関係のブログを持っていらっしゃる方々との合同企画となります。
参加者様は後ほどリンクと共に紹介させていただきます。



内容


自分の好きなエロゲを3つ挙げる
以上!特にレギュレーションはありません。

自分が過去にプレイしていたエロゲをひっくり返してみましたが、大した量はなかったので思いついた好きなエロゲを私は挙げてみようと思います。
ただ、私が好きなエロゲなんてお勧めゲームの欄見れば分かる話なのでおすすめから特に好きなゲームを2つそこから。
残り1つは一覧にないものから書くこととします。
いつもと書き方も若干変えています。幅の都合上見づらいかもしれませんがご了承ください。

それでは早速いきましょう。


神樹の館/Meteor


原画:雨衣ユイ(Yuyi)
シナリオ:田中ロミオ

主人公、工月秋成は、大学の友人の麻子と、山奥にそびえ立つ洋館、「真珠邸」へと辿り着いた
快く迎えてくれたのは、メイドの紫織。警戒してか近寄ってこない双子の少女、斎と伊美
姿を現さない、館の主人。こんなにも巨大な館にもかかわらず、住人は、たったの4人

もともとは、卒業論文のための資料を探しにやってきた、秋成と麻子
メイドの紫織が、二人を書庫に案内する
「よろしければ、しばらくお泊りになって、存分に研究なさってください―――」

夜。慣れない枕になかなか寝付けない秋成。どこからか聞こえてくる、少女の唄声
誘われるように、館の奥へと足を踏み入れる。そこには、座敷牢の中で悲しげに歌っている、和服の少女
傍らには、白狼。ぞっとした瞬間、メイドの紫織の声が
「屋敷の中は、危ない場所もございます―――冒険心もほどほどに」気がつくと、館の中
さっき見た光景は、夢か、幻か

そうやって、秋成と麻子は、徐々に引き返せない領域に、足を踏み入れていくのだった……


これだけじゃよくわからない。
「幻想的な館に囚われた者たちの、はかなく切ないラブストーリー」
このようなキャッチコピーがつけられています。どちらかと言えばストーリーよりこちらのキャッチコピーの方が作品を端的に泡らしているような気がします。

OPはこんな感じ


曲はとても穏やか、不思議な館と意味ありげな人形。それぞれの登場人物に役割がしっかりとある事が伺えます。
実際にこの曲をフルで聞くと曲調も印象も全然違ったものになります。フルがめちゃめちゃかっこいいし気持ちいい。流石のいとうかなこといったところでしょう。

作品中の情報量が多くてこれらの内容だけではとてもじゃないけど魅せられないのでやってみるに限ります。
今は私が買ってプレイした当初よりDL版だったり色々出てますので安く買えるようになっているみたいです。

蓋を開けると民俗学やドグラマグラ、泉鏡花など文学の嵐。それをしっかりと雰囲気に沿う形で仕上げてくる希はすごいと思います。独特な彼の文体がとても輝いている作品です。
シナリオ欄に希は書いていません。OPクレジットにも希は出てきていません。なのに突然出てくる。
前はmixiの日記で読むことができたのですが、ログインできなくなってしまったので批評空間の抜粋を引用します。


希「『神樹の館』はそうだよ、茗荷屋さんは麻子ルートのテキストを書いてる。麻子ルートに関しては、俺はプロットと、あとはシーンの付け足しぐらい。田中ロミオさんは、ロリ双子のルートを書いた。あれだよ、茗荷屋さんも田中さんも、俺の文体に合わせて書いてくれてなあ、ありがたかったよ」

希「神樹に関しては、田中さんからは名義を貸してもらう程度だったんだよ、企画の開始時点からね」


ということです。実際のところはロミオが書いているのは双子のルートだけなのです。
そして突然出てくる茗荷屋甚六。今の時代から考えるとありえないくらいライターが突出しているし、私が好きな人たちをこれでもかというくらいに詰め込んだ作品になっています。
癖のあるライター達ですが、作品をばらばらにすることなく文体や内容の違和感もほとんどなしとかなり綺麗にまとまっています。

それぞれのキャラクターには物語を描くうえでの役割がはっきりと与えられています。
麻子には外から来た者への館の特異性が、双子には館の住人たちの正体が、紫織には館の在り方を証明する役割があります。
それぞれのルートで点々としている伏線も別ルートにて回収していくので考察が好きな方は読んでいて非常に楽しい作品です。双子ルートのラストは少々謎を残して終わりますが、そこには目を瞑ってくださいw


ここまでテキストやシナリオばかりに触れてきましたが、OPをはじめBGMのレベルも非常に高いです。作品の盛り上げるところで的確に音楽を挿入してきており、テキストで鳥肌が立つほど感銘を受けているところに追い打ちをかけて盛り上げてくるBGM。本当に気持ちが良いです。CG、テキスト、BGMが噛みあう瞬間がいくつもあるのですが、その度に昂るのを抑えられませんでした。
ただ、BGM自体は短い物が多くリピート再生になるのでそこは勿体ないところかなと思います。それがかえって違和感を産んでいます。

つかんで引き寄せようとした、  の手が。
―――ずぅるり、と。
工月の引いた力のままに―――
―――手応えは、酷く軽かった。
藁細工の人形の腕を引いたって、これほど軽くは。
引き抜けまい。


これだけでも鳥肌ですね。こういった癖のある文章が散見されたり希の夢野久作好きなところがひしひしとあふれ出ている作品です。
民族学たっぷりの館モノでに浸りたい。希節をたっぷりと味わいたいということであれば―――

―――ようこそ、神樹の館へ
この怪奇渦巻く幻の館で
存分に、お迷いくださいませ……





きっと、澄みわたる朝色よりも、/propeller


原画:やすゆき
シナリオ:朱門優

エロイッカイダケと揶揄されようとも私はこの作品が大好きです。
ひよゲーというならひよゲーで良いじゃないか。実際はそうとは言い切れないけれども。
青山ゆかり大好きな私にとってはとても良いエロゲでした。

数年に1回はこの作品を夏~秋にかけて季節を合わせてプレイするのがすごく風情があって好きです。
描かれているテーマはいくつかあり、心に残る言葉も多々あります。その時々の自分の置かれている状況で前回プレイしたときとはまったく違った印象や違った部分で感銘を受けることができるのは何度も楽しめる証拠です。

音楽・雰囲気ともに素晴らしく、暗黒絵師から描かれる即座に崩れる世界も好きです。仲の良い人物だからこそのシリアスとコミカルを織り交ぜて進んでいくテンポの良い会話は圧巻です。
お朱門ちゃんらしくテキストはテンポが良いとは言えませんが、テキストの端々から感じられる意味がある感覚は考察ゲーシナリオゲー好きな身からしたらたまらなく楽しいです。

ただ、いざ言葉にしてみるとあまり多くを語れない事に気が付きました。
まだまだプレイが足りないのかも知れませんが、公式であらすじを読んでみて肌で感じて欲しい作品です。
四君子の友情を中心に読み取っていくのも良いですし、学園の違和感を感じ取っていくのも良いと思います。お朱門ちゃんの言葉遊びを中心に色々と妄想を捗らせるのも楽しいです。

ところでコトハノステイションは幾らでゲーム化して売ってくれるのでしょうか・・・。





SWAN SONG/Le.Chocolat


原画:川原誠
シナリオ:瀬戸口廉也

プレ・スワンソングは知っていますか。
今は公式サイトに残っています。あの日の出来事の前を綴った短編作品です。プレイ前でもプレイ後でもこれはまだ読んでいないという方がいたら是非読んでみて欲しいです。短いのですぐに終わります。

この作品は12月24日に突然の大地震が発生しクリスマスイブにも関わらず与えるもなく、多くの物を奪い去るところから始まります。
発売したのは2005年、この数年後に東日本大震災が発生したりと忘れられない作品にもなりました。
その直近で地震・崩落を題材にしたことで延期をした作品もありましたが、私にはこちらの作品の印象の方が強いです。

極限の状態になった時に人々はどのように行動するのかを瀬戸口廉也の想像で、それぞれのキャラクターに役割と主張を載せて描いた作品です。それでありながらそれぞれのキャラクターのザッピングが起こりそれぞれの物語をギラギラと描く群像劇、さながら映画のようでもあります。
極限状態で描かれる個々の弱さと醜さ。それが集団になった時に崩壊する様と爆発して膨れ上がっていく様を瀬戸口なりに重く恐ろしく表現している作品です。所謂鬱ゲーに分類はされますが、そこまで欝々としたものではなく人の壊れていく様やその中にある光を魅せてきたりと重くはありますがバランスのとれた良いノベルゲームだと思います。

上でも書いたようにキャラクターの役割がとても特徴的な作品です。
あろえは何も知らない純粋さとハンディキャップを追っているが故の想像もできない世界を。
田能村はこのような状況でもブレない純然な強さを。
鍬形は取り繕う正義が剥がれ偽善・独善に塗れていく醜さを。
などなど。もちろん主人公や柚香にも役割はしっかりとあります。
それぞれの人物を特徴的に描くことによってザッピングでの尖り方をさらに激しくしているのだと思います。独特ですがすごく良かったです。

自分がどのキャラクターのようになってしまうのかということを後から考えてみるのも面白いかもしれません。

このゲームにはエンドが2つ用意されており、どちらが好きかというのも意外と分かれるのかもしれません。私はノーマルの方が好きです。
基本的には救われないゲームなので胸にこみ上げるものがあり涙するというシーンが私はありました。
そういったゲームが好きな人はかなり楽しめる作品だと思います。




いかがでしたでしょうか。
ネタもなく、知ってたというようなランキングになっていると思います。
好きな作品となると無難なところになりますが、もしやったことのない方の興味が湧けばそれで十分満足です。
本当はHTMLタグとかCSS使ってかっこよく作ろう!って思ったんですが私の鳥頭では何もできませんでした・・・。
誰かその辺を色々と教えてください。切実に!

ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

参加者


それなんてえrg(ぐぬぬ)
気がつけば複数買い。(清流)
すときゃすてぃくす(ゆず茶)
悩むなら はじめてしまおう エロゲーマー(ひきにく)
私情主義(ヒンメル)
Reverie Note -Egoistic-(ながちょむ)
御巫祭り(改)(みかなぎまり)
Ossan Gamer Diary(たすかむ)
飢えた鼠はエロゲを噛みぬ(ねずも)
ジグザグパラドックス(四階堂)
おいしいデザートは最後に(こなたん)
よい子わるい子ふつうの子 2(OYOYO)
立ち寄らば大樹の陰(たいき)
買わぬ買わんの右往左往は浮き立つほどに浮き立ちて明け暮れないの物語(B2F)
エロゲ価格相場を見守るブログ(ion)
ビビろぐ(ビビ)


皆さんの記事も読みましたね?気になる作品はありましたでしょうか。
今はDMMもセール期間中ですし、駿河屋やげっちゅ屋などもありますので、良いエロゲライフを。

新品/中古アダルトPCゲーム販売 通販ショップの駿河屋
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コメント

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ぞわぞわ…
すみませんすみませんすみなせんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんっしたあああああぁぁぁぁっ!!
みなせさんの圧倒的に読み応えのあって分量半端ない紹介にひれ伏します。
この企画で1本タイトルが被りましたが
「この作品を夏~秋にかけて季節を合わせてプレイするのがすごく風情があって好きです。」
の一言で私の書いた文章が凝縮されてました。
すごすぎる。

特に「神樹の館」。
私は未プレイで、この記事を読んで「あ、そんなことになってたのか…」と気付かされることが多くありました。
前々からいつかプレイせねば、と。
とてもプレイしたくなる大変に楽しい記事でした。
民俗学は私の好きな分野です。
いつか、きっと……プレイしてみたい……。



No title
B2Fさん
コメントありがとうございます。また、参加お疲れさまでした。
まさかの朝色被りでしたね。背景の美しさも然ることながら中盤の病の件付近がキャラクターの役割や考えを前面に出した流れになっておりたまらなく好きなんです。
そろそろ朝色の季節ですね。今年は・・・余裕があれば2年ぶりにやりたいです。

神樹はぜひプレイしてみて欲しいです。好きすぎてハードル上げまくりですが、多分B2Fさんなら楽しんでいただけると思いますので。