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放課後の不適格者 感想と考察

category - レビュー
2014/ 06/ 01
                 
ついに発売されました新作「放課後の不適格者」を読了したので感想を早速書きたいと思います。
それに伴い体験版のレビューを削除しました。多くの方が見に来て下さったようですがこちらに新しく書き直しをさせていただきます。
ネタバレ有の感想となっているのでご了承ください。

・放課後の不適格者/Nostalgic Chord

○基本情報
シナリオ:健速
 原画  :三九呂
プレイ時間:約14時間
ルートロックなし、END後追加シナリオ出現

○キャラクター、設定等
クラスは33人ですが体験版でもわかるように実際に登場してくる人は名前と声だけの人も合わせて15人ほどです。
人間関係自体は過去に関しては殆ど描かれておらず、非常に薄かったです。
主人公と幼馴染たちの関係も軽く触れた程度でほぼなかったと言っていいと思います。
シナリオゲーを謳った以上はここをもっと掘り下げてほしかったです。
また世界観と設定も公式から想像していた以上に稀薄でした。
舞台は裏山、学園、アジト、山荘が大部分を占めています。
体験版の範囲を超えてすぐに人体改造をされた事実がわかり、そこで為された制限なども明らかになります。
作りとしてはループものになっておりやっていくうちに細かな疑問点も補完されていきました。
しかしループものとしてはあまり出来は良いとは言えないと思います。これはまた後述します。


○BGMやSE
BGMは憂いのある曲調が作品にあっており非常に良かったです。
SEは主に戦闘シーンが目立つのですが、とりわけ良いというわけではありませんでした。


○作画やグラフィック
最近多い萌えを意識した絵とは少し違い落ち着いた感じになっており見やすかったです。
シーンは特徴はなく普通です。先生との最初のシーンは非常に良かったですが奏ルートでの体のバランスが崩壊していたのはいただけませんでした。
教室の背景などは綺麗に作られており良かったと思います。


○総評と感想
体験版~3週目(私は最初に朝顔、次に先生ルートに行きました)に差し掛かるまでは非常に面白かったです。
まさかこうなるとは思っていなかったので2週目に入った時の変化には驚きましたし今後の期待が止みませんでした。
しかしそれくらいになってくると展開が容易に読めてしまい、またルートの作りもマンネリ化してしまい感動が薄れてしまいました。
好いた人をも殺めなくてはならないつらさを表現しており『装甲悪鬼村正』以上に胸に来るものがありましたが、中盤以降は主人公ではなく私の感覚が麻痺していたようにも思えました。
戦闘は薄っぺらく演出も強化はされたものの大したことはない、しかし話を理解するうえで必要になるので見るくらいに酷いものでした。
死に際の別れの表現やBGMは非常に良かったです。流石は健速さんだと感じました。
全体を見ると尺足らず、良い点は先述した一部程度で悪い点が目立ってしまいます。
重力を操り穴が出来た時点でループものというのは即座に理解できましたが、平行世界でありながら暴走したにもかかわらず一つの世界に集約できるなど納得できない点もあり好きなテーマなのにあまり楽しめてない気もしました。
序盤~中盤までは非常に面白く、中盤はマンネリ、グランドルートでは謎が生まれると考えたら良い作品とは言い難いです。
特筆すべきは得意とする心理描写だと思いますがそれもそこまで多くはなくそこだけを見ていかないとかなりいい評価は出せないです。

健速さんの原点回帰ということもあり公式サイトがオープンした時には大作になるのではないかと非常に期待していました。
少ない情報からこうなるのではないか、この文章はこういうのを意味しているのではないかなど考えていくのが非常に楽しかったです。
体験版をやったうえでレビューにも書きましたが、SFチックではありましたがあの内容であれば期待していいだろうなと思っていました。
しかし買って実際にやっていくうちに期待しすぎていたと如実に感じました。つまらないというわけでもなく最近のやった新作の中では面白い方だとも思います。ですがあの健速さんの作品と考えてやるとどうしても期待を裏切られたというのはありました。
今後のこのブランドは同じような作品レベルでやっていくのかと思うと不安です。
私はそこそこに楽しめましたが、悩んでいる方は取り立ててやらなくてもいいのではないかと思います。


○作中で上がった疑問点、腑に落ちない点
イツカは変身前には皆を殺せないと言っていたが変身した直後には戦える。しかしとどめを刺す時には人間の姿だけどそこはどう考えているのか。それができるならなぜ覚醒の直前にとどめを刺さないのか。
グランドルートにおいて前田は頭部を砕かれた描写がなく回復が追い付かないために死んだとあったがあれだけ頭部を砕く感触が嫌だったのならばなぜ全員にそうしなかったのか。

グランドルートにおいて机の傷を見て選択肢を選ぶ際にその周のイツカにはないはずの記憶の流入があるのか。また他のルートではなぜ逆にないのか。

グランドルート後半にイツカがタイムリープした時の時系列がおかしい(気がするだけで実際はおかしくないのかもしれない)

最後の項目だけはうまく考えがまとまらず仕舞いでした。やった方で説明が出来る方がいましたら教えて頂きたいです。


以上で感想と考察を終わります。

6月になりいきなり暑くなりました。新作をチェックしつつシンセミアでもやろうと思います。
新作チェックの記事は近々上げる予定です。
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