2014/07/26

2014年07月

        

フラテルニテ 感想

category - レビュー
2014/ 07/ 26
                 
・フラテルニテ/CLOCK UP

○基本情報
シナリオ:阿久津亮、和泉万夜、神堂劾
 原画 :はましま薫夫
プレイ時間:10時間程度
ルートロックなし、ED後順次開放。パッチ有

○システムや動作環境
まずスタートをする際にグロ緩和の有無を選べます。私はどちらもoffでやりました。
ヒロイン、主人公のボイスもミュート等選べるだけではなくBGFもキャラクターごとに選べるのは良かったです。設定は痒い所に手が行き届いており快適にプレイできました。
どうしてかメッセージウィンドウの透過度だけはうまく設定が出来ませんでしたが。
動作自体も軽くスキップやクイック機能をしっかりと使え不自由はなかったです。

○作画やグラフィック
背景をぼかしたものを使っているのはチュンなどが好きな私としては違和感もなく良いと思えました。絵はラインとしては前作からほぼ変わらずだったと思います。

○総評と感想
久しぶりに抜きゲをプレイしましたが、前作以上に尖ったシーンが多かったように感じます。このようなある種暴力的なシーンが好きだという人にとっては十分に実用性があるものではないでしょうか。
ソフトなものからかなりハードなものまで揃えていたので好みのものも見つかるのではないかと思います。
作品を通して感じたことはとにかく救いがない、報われないなということでした。
OPとパッケージから結末を物語っていますがまさにその一言でした。
主人公が姉のために奮起しますが何も起こせなかったですし主人公の手で解決できたことは一つもありませんでした。どのような選択肢を進んでも開けた道はありませんでした。
多くの作品は報われないと言いつつもどこかしらで救いはありましたがここまでないとなると「さよならを教えて」同様に鬱ゲーとしては話題性はあると思います。

やはりどうしても同メーカーの「euphoria」と比べたくなります。こちらは最後までやればまた感想も変わってくるのがフラテルニテの場合は一貫して同じ気持ちのまま終わりました。方向性が違うため比較にはなりませんがシナリオとしては前作、重さで言えば間違いなくこちらに軍配が上がるでしょう。
男性器切断や食糞をはじめかなりコアなシーンが多く人を選ぶ作品ではありましたが、狂気的であり面白く終えることが出来ました。
セミラミスなどで少し重い話も見ましたがここまでの作品は久しぶりだったのでそういった面では非常に良かったと思います。

OPやパッケージにある赤黒いマーカーはしっかりと意識をしておいてください。OP詐欺気味なのは相変わらずのCLOCK UPだとは思いますが吊ったシーンや鋏を使ったシーン、屋上のフェンスが絡んだシーンがなかったのはやはり残念だったのとどうにも値段に対しボリューム不足は否めなかったです。


しかしながらこれも概ね満足のいく作品でした。たまにはこういった作品を挟むのも新鮮でいいなと思いました。
現在はeuphoriaHDリマスター版とのセットキャンペーンもやっているので同時にやってみてもいいと思います。

以上で感想を終わりたいと思います。

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CLOCKUP

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恋がさくころ桜どき 感想

category - レビュー
2014/ 07/ 10
                 

・恋がさくころ桜どき/ぱれっと
○基本情報
シナリオ:みなせ未來
原画  :和泉つばす
プレイ時間:17時間程度
ルートロックあり

○システムと動作環境
ひとつ前にやっていたセミラミスに比べると非常に軽快なエンジンでした。
またシステムボイスで遊べるのは魅力的でした。
コタローの声のみ大きく感じ、下げようとしたのですが個別がなくその他キャラから下げなければいけなかったためバランスを取るのが難しかったです。

○キャラクター
攻略できるキャラクターよりできないキャラクターで魅力的なキャラが多すぎました。葵さん、佐和田教諭、夕美さんなど姉キャラが攻略できないのはいつもの事なのですがいつも以上に気に入ったキャラクターが多くとても悲しかったです。
相関図はほとんど広がらず一部個別でのみ新しい情報が入ってきます。
生徒会室に置かれているぱんにゃはましろ色ファンからしたら嬉しいサービスでした。

○作画
つばすさんの絵なので非常にやわらかいタッチと塗りが印象的で綺麗です。
SD絵の好みはましろ色と分かれるのではないでしょうか。私は前作の方が動きもあり良かったと思います。

○総評と感想
橋本みゆきが好きな私にとっては開始早々楽しく進めることが出来ました。
こなみ、美桜、夕莉のルートではいたって普通の学園純愛ものでした。とりたてて素晴らしいと感じるものはありませんでした。
杏とティナルートでは少し感動できる話になっており色々なキャラのまた違った一面が垣間見えました。
全体を通してコメディータッチなものをもう少し予想していたため物足りなかったです。
攻略順はその他ヒロイン→杏→解放後ティナの順でやるべきです。そうしないとキャラで選んでいない場合はどうしても他のヒロインのルートが不要になってしまいます。
ルートに入る前にテキストから杏は何かあるなと感じたので後回しにしたのが正解でした。
選択肢を見る限りでは杏もルートロックはかかっていないのですが、杏もかけておいた方がよかったのではないでしょうか。

またそれぞれのルートでシナリオの長さ、完成度の起伏がかなり大きかったです。
あるキャラではさっとまとめて終わっていたのに対しまた別のキャラでは結論が見えているのに引き延ばしているように感じることがありました。
読んでいて少々疲れる部分があったのが勿体ないなと思いました。

ティナルートは完成度も高かったのですがご都合主義がどうしても頂けなかったです。似たような展開の作品も同メーカーから出ていますしもう少し別の落としどころがあればなと残念に思いながら読了しました。
もともとメーカー買いをしていたため内容にはそこまで期待はしなかったので差はないですがシナリオを重視するのであればあまりおすすめはできないです。キャラも好きな子がいればやってもいい作品だと思います。


一部でうわさされていたみなせ未來=おるごぅる説ですがこれは薄いように思います。
妹の整理周期把握だったりおもらしがあったり死神であったりと片鱗はあります。テキストも読みやすかったですし同じような言い回しが目立ちました。しかしプレイしていて当人であればもっと魅せられるのではと思うところが多々ありました。
雑誌で同じ人を醸し出していたりブログを更新していたりするところからも狙っているように思えますが、同一人物ではないのと、また別の仕事を開始してくれたのだと信じたいです。

以上で感想を終わりたいと思います。
                         
                                  
        

セミラミスの天秤 感想と考察

category - レビュー
2014/ 07/ 05
                 
考えることが非常に多かったこの作品も読了したので途中からネタバレありで感想などを書いていこうと思います。


・セミラミスの天秤/キャラメルBOX
○基本情報
シナリオ:嵩夜あや
原画  :のり太
原作原案:安納塔子
プレイ時間:15時間弱
ルートロックは恐らくなし。サブタイトル付きのエンドを鑑賞後グランドでエピローグが追加(一度しか見られません)
バランスプレイとダイジェストプレイ有
いつものワードあり

エクストラであやさんが仰っているようにストレガのメンバーです。
原作/原案があるのは体験版をやっても分かりますが後程記述していきます。

○システムと動作環境
好感度を天秤を使い表現しており、その傾き具合でルート分岐をしていくようになっています。
青(ロウ)と赤(カオス)で大きく分かれ共通後半の内容が変化、個別に繋がっていきます。
ダイジェストプレイでは調整の必要はなく最初の選択肢から直行のようです。見られないBADなどもあるようで最終的にエピローグへたどり着くかは確認していません。
CPUの発熱がひどく強制終了になったことがパッチをあてるまでに3度ありました。パッチをあててからは落ちていませんがそれでも発熱はかなりあります。
既読判定もあまり機能していないのか読んだテキストでスッキプが出来なかったり次の選択肢へをクリックしてからが非常に長かったりと凝った作りの割にサポートが甘くプレイをしていて非常にやりにくかったです。

○キャラクター、設定
天秤が示すように二極化している二人が非常に特徴的です。
もちろん他のヒロインも関わってきますが大きくは二人の考え方の違いの中で進んでいく話です。
OPにもある「ようこそ、悪魔が織り成す『優しさ』の牢獄へ」からわかるように愛生が作り上げていく牢獄の支配とそれぞれの牢獄からの解放が表現されているのが本作品の特徴だと思います。

○作画やグラフィック
背景はなぜか非常に既視感があるのですがどこが舞台なのかは思い出せないまま終わってしまいました。
絵はいつもながらののり太さんという感じでしたが、途中入ってくるサブの凌辱シーンが普段とは異なっている部分だと思います。
また一部シーンにてアヘ顔があり今まで手を出していなかった人へサービスを行っているようですがあまり効果的ではないかなと思いました。

○総評と感想・考察
ライターのいつもの小難しい言い回しや表現が現実味のある内容であることに加えて薄気味悪さを演出していてくどいという印象は受けずに読み進めていくことが出来ました。
扱っているテーマも面白くそれぞれのヒロインが最終的に自分の牢獄から解放されていく様子が描かれていてしっかりと構成されているのがわかります。
しかしヒロインが結ばれてから個別は非常に短く引き方はあまりきれいではなかったのが残念でした。
全体を通して暗い雰囲気を出している、公式で凌辱を謳っている割には物足りないし必要の可否が問われるところではありますが私は薄いなりにあって良かったと考えています。
エクストラであやさんが仰っているように意図的に社会的な部分に触れていくことでより現実味、気味悪さを出しているのであれば今の時世を鑑みると臨場感は出せているのではないでしょうか。
考えることも非常に多くやっておいて損のない一作だと思います。





以下ネタバレになりますがこの物語に於いて常についてまわることについても考えてみました。
とりとめもなく書いているので文章の整合性が取れない部分もあるかもしれません。
愛生はさながら悪魔のように人の心を洞察し、巧みな話術で統制を図っています。意識か無意識かに関わらず愛生の用意したものへと流されていきます。それが合法的ではなく混沌としたもの(カオス)の場合もあり翻弄されていく様子が見て取れます。
一方で映瑠も自分自身の信念に従って主人公や周りを導いていこうとします。これは損得を置いた極めて秩序的なもの(ロウ)でした。
倫理の鉄槌エンドを通してみることで見えてくるのですが、この両者はどちらも極端でありある種異常であると思えます。プレイヤーである我々も愛生に翻弄されコントロールされていくのか映瑠の描くように進むのかを攻略と関係なく一度選んでみても面白いと思います。取り上げられていた問題は実際に解決するとなると非常に難しいものであり私自身も手を止めて考えてしまいました。何を以て解決とするかを愛生はプレイヤーに投げかけているようにも感じました。

プロローグにある「悪いことが起きたら悪魔のせい、その苦難を越えられるかどうかを天使が助言と共に見守っている」これも非常に考えさせられる文章であったと思います。

ここで忘れてはいけないのはこの話は「安納塔子」が書いたものだということです。
塔子ルートで「私には、愛生ちゃんと一緒に行けるAなんていないのかもしれない」と言っているように愛生が以前したAではないBの話が塔子にこの作品を書かせたのだと思います。
エピローグに入りわかるのですがこれは後日塔子が過去を振り返り書いた作品であるのでもちろん分岐なんて存在しません。この作品を書き上げることで自分が通れなかったBを日常化できたのだと思います。
書いた意図に関してはプロローグとエピローグに集約していますが余韻を残すためかはっきりと書かれていないためあくまで推察の域です。
幻聴はたぶんフィクションだとは思いますがそれが対立的であるから主人公のBであるのかということや死者Bであるのかなどはわかりません。
これを補完する作品が出てくれれば喜んで買います。

私はエンキドゥのワードを入れてプレイしていないためどういった変化があるのかは不明です。やった方は是非とも教えて頂きたく思います。

追記
幻聴に関しては他の方の考察を読んで上記とは異なりますが私自身の新しい回答をを見出すことが出来ました。
我々に委ねられた部分も多くありますが、しっかりと内容が出来ており改めて良い作品であったと考えることが出来ました。
                         
                                  
        

7月の新作エロゲまとめ

category - PCゲーム
2014/ 07/ 02
                 
ご無沙汰しております。
魔女こいにっきの消化は間に合わず6月のエロゲフライデーを迎えてしまいました。
サキガケ⇒ジェネレーションは終わらせました。クロシェットの作品では久々に楽しめました。桜花がメインヒロインな気がしてなりません。
あまり書くようなこともないかなと思ったのでレビューは上げていませんが希望があれば上げようと思います。

7月になり新作チェックも済ませたので書いていこうと思います。

◎アストラエアの白き永遠/favorite
体験版も先日終えてみましたが雰囲気がよくシステム周りもかゆいところに手が届いており満足でした。
内容に関してはまだほとんど見えてこなかったのですが、ある程度は安心して買えるのではないかと思います。
大分延期を重ねてしまいもう夏になってしまったので買うだけ買って冬まで崩すのは待つかもしれないです。

◎フラテルニテ/CLOCKUP
「euphoria」の流れを汲みとった作品で期待してます。前作がよかったのですが無理をしているのではないかと思い怖くもあります。
しかし雰囲気も良く非常に気になるのでこれも買おうと思います。

◎ちぇ~んじ! ~あの娘になってクンクンペロペロ~ /May-Be SOFT
「ぱいタッチ!」以降少しここのブランドからは離れていたのですが面白そうな作品がまた出ました。
もともとここのブランドの作品は好きで移行後のものは殆どやっているのでやはり注目しています。
あかざさんは「俺は少女漫画家R」を店頭で最近よく見かけておりいいなぁと眺めていたのでこちらはしっかりやりたいと思います。

○星織ユメミライ /tone work's
複数ライター、複数原画家で出した作品でありながら85時間近い大作だと聞きました。
不安はかなりあるのですが雰囲気は良く塗りも非常に綺麗なので気になっています。
様子を見て時間があればやろうと考えています。

○晴のちきっと菜の花びより /Parasol
普段は気にしてないメーカーなのですが、少しストーリーが気になりました。
シナリオもよさそうな感じなので久々に中古等でも買ってみてもいいかと思いました。

△悪の女幹部2「キサマなどに教育されてたまるかっ!」 /ルネ
前作は非常に良かったです。今作もいいクオリティだと思っていますが時間も最近はあまり取れないのでこちらまで手はのばせないと思います。

△迷える2人とセカイのすべて/Lass
「 少女神域∽少女天獄」で酷くこけてしまっていますので今作は新しいライター頼みです。
まずないとは思いますが、これが噂されてるライターであったら当たるかもしれません。

◎は購入予定、○は要検討、△は気になる作品です。


こうしてみるとやはりなかなか強い月なのではないでしょうか。
コミケ前の資金相談をする方も多い月です。電気外や関連グッズも出てきてますし欲しい作品少数に絞りたいですが多く難しいです。
加えてβ版のみですがマスターアップしたクロスクオリアもあり更に判断が難しそうです。

今はセミラミスを始めました。これを崩した後にさくさく、魔女こいを月末までにできれば理想的かなと思います。
セミラミスは感想を上げる予定でいます。